2広演色・高精細印刷

c画面で見ている色(RGB値)に近い色で印刷

広演色印刷(ワイドカラー印刷)と高精細印刷(ハイブリッドスクリーニング)で写真画像などをよりきれいに、より滑らかに表現できるようになります。

c広演色印刷(ワイドカラー印刷)

広演色の「Kaleido(カレイド)」インキを利用することによって、通常のCMYKインキよりも広い色域を再現できます。

カラー印刷は色の三原色(シアン・マゼンタ・イエロー)と黒の4色(CMYK)で印刷され、光の三原色(赤・緑・青)で表現できる色に比べると、狭くなってしまいます。
そのため、RGBモニターではきれいに見えている写真でも、CYMKに変換すると色表現領域が狭いため、思い通りの色再現ができませんでした。
Kaleidoなら、RGBに近い色を出すことが可能ですので、通常のインキよりもモニターで見ている環境に近い色で印刷することができます。

d「Kaleido(カレイド)」インキの特徴

  • モニターで見ているような広い色域にも、これまでのインク以上に再現できます。
  • 特に通常インクでは難しかった鮮やかなピンクや紫、青系の色が印刷できます
  • ブラックも通常の油性インキより濃く、深みがあります


c高精細印刷(ハイブリッドスクリーニング)

中間調で安定した滑らかな表現ができるAMスクリーニング印刷と、細部もはっきりと表現できるFMスクリーニング印刷の長所を併せ持つハイブリッドスクリーニングで、あらゆる部分において最適な表現が可能になります。

通常の印刷では、規則的な網点の配列と網点の大きさを変化させることで濃淡を表現するAMスクリーニングで印刷をします。
中間調では安定した滑らかな網点を作ることができる一方、明るく光る部分では白飛びがしやすく、暗い影の部分では黒くつぶれがちになってしまいます。
FMスクリーニングで印刷では、網点の密度で濃淡を表現しますので、上記のようなハイライト部やシャドウ部は得意ですが、中間調でムラが発生することがあります。
ハイブリッドスクリーニングでは、網点が1〜2%しかないハイライト部や99%のシャドウ部はFMスクリーニングで表現し、比較的再現性が高い中間領域はAMスクリーニングで表現することにより、安定してより細かい質感を表現した印刷が可能になります。

d広演色・高精細印刷のご注意点

原則として、広演色インキと高精細印刷を併せて使用します。どちらか一方だけの使用をご希望の場合は、ご相談ください。

お見積もりは、自動見積もり(絵・写真中心の出版タイプ)のオプションからご選択できます。

原稿をデータで作られる場合は、広演色インキに合わせた適切な補正をいたしますので、RGBのデータで画像をお送りください。
印刷イメージがありましたら、そのイメージに合わせて印刷しますので、お知らせください。イメージの内容によっては、広演色・高精細印刷ではなく、通常印刷をおすすめすることもございます。

より綺麗な色再現のため、本色校のオプションを追加されることを強くおすすめします。