自分の半生を綴った『太陽が来たよ』を出版。今回は出版に至った経緯などを語ってくださいました。
この本は私がこれまで生きてきた半生を綴ったものです。
私は病気で身体が不自由になってしまいました。そのため、いつ何が起こるか分からないと考え、生きた証としてこれまでの経験や体験をまとめた本を書きたいと思うようになったのです。執筆の経験はありませんでしたが、お世話になっていたヘルパーさんからの後押しもあり、出版を決意しました。
まずはお手軽出版ドットコムの出版相談会に参加し、出版の流れや原稿の書き方を相談しました。その時に初めて本には小見出しや章立てがあることを知りました。相談会からの帰り道では、私はすごいことに挑戦するんだな、と思いました。
あらためて自分が書いた原稿を読みなおすと、なんだか単なる「日記」のように感じたので、書きなおすことに決めました。小見出しや章立てを意識しながら、どうやったら分かりやすい文章が書けるのかを考えました。子供たちと内容をチェックしながら共に作り上げていきました。おかげで原稿はとても良くなり、無事にこの本を出版することができました。
ネットで調べた時に、お手軽出版ドットコムの名前が目にとまりました。「お手軽」という名前の通り、出版料金が思ったより高くなかったことがこの出版社を選んだ最も大きな理由です。また、相談会で出版について丁寧に分かりやすく説明してくれたことも、ブイツーソリューションさんを選んだ理由の1つです。
私にとってはメールや電話のやり取りだけで出版できて、とても助かりました。それは身体が不自由になったため、外出することが大変になったからです。正直なところ、それだけで進めることができるのか不安になるときもありました。
しかし担当の方とやり取りしていくうちに本の完成イメージが湧いてきたので、次第に不安は無くなりました。完成した本は素晴らしい出来でした。丁寧に仕事をしていただき、本当にうれしかったです。
エッセイ本は自分をさらけ出さなければ、ただの日記になると思います。そのため、嬉しかったことや楽しかったことだけでなく、つらかったことや悲しかったことも隠さずに書きました。
また、読みやすい本にしたかったので、難しい漢字を使わないことや、読者が情景を思い浮かべられるように具体的なエピソードを多く入れました。
タイトルに使った「太陽が来たよ」という言葉は自分で思いついたものではなく、リハビリの先生から言われた言葉です。以前入院していた病院の食堂には沈んだ患者さんが多く、とても静かでした。私はその空気をなんとか改善しようと明るくふるまっていたのです。そんな食事風景を見た先生に「太陽が来たかと思ったよ」と言ってもらったことを思い出したことがきっかけです。
タイトルには、インパクトがあって多くの人が元気になる言葉をつけたいと思っていたため、『太陽が来たよ』というタイトルにしました。
装丁デザインを既製型から選んだ理由は、私のタイトルイメージとぴったりのものがあったからです。太陽とひまわりはお友達。いとこと共に選んでいましたが、このデザインを見た瞬間、すぐに心が決まりました。また、もうひとつ重要な点として、既製型装丁から選んだ場合は、装丁デザインの作成に料金がかからないことを知り、既製型デザインから選びました。
人に感動を与える素晴らしい本だと言われました。読みやすくて文章が温かく、どの世代の人も読めると前向きな言葉をもらいました。
本を出版して、ここまで反響があるとは思っていませんでした。
自費出版に大切なものは、強い意志があるかどうかだと思います。まずは一度出版相談会に参加することがおすすめです。不安なことや心配なことを相談すると、自問自答していたときにはぼんやりしていたアウトラインがはっきりとするため、自分が何をするべきかが見えてきます。
書いた本が沢山の人に読んでもらえるのはかけがえのない喜びだと思います。私は本を出版できて幸せです。
元保育士が語る親が子どもに絶対に言ってはいけない言葉とは?
おとうさん おかあさん 笑っていますか?
笑いは免疫力をアップ↑しますよ!