内容をイメージしやすいもので、目を引くもの・インパクトがあるものだと良いと思います。
あまり長過ぎると印象がぼやけてしまう場合が多いので、その場合は、タイトルの一部をサブタイトルのように付けても良いでしょう。
個人的・素人的なイメージをもつ言葉も避けましょう。(それを売りにするものは別:初心者でも出来る○○、など)
本のサイズは、それぞれの内容・ジャンルに合わせてある程度推奨される大きさが決まってきます。
自分のイメージやこだわりがある場合は、その大きさに沿ってお作りいただければ良いですが、特に強いこだわりがない場合は、他の流通している書籍に合わせて作ると良いでしょう。
文芸書やビジネス書はB6~四六判、実用書や専門書はB6~A5判、絵本やテキスト・ワークブック等はB5~A4判が多いのではないかと思います。
文庫判や新書判は、小さくて持ち歩きに便利ですが、書店に並べることを目的とする場合は、あまりおすすめはできません。
文庫や新書は、文庫版小説やビジネス新書としてよく使われている大きさです。
書店では、これらの本を出版社別(レーベル別)に並べているお店が多くあります。
このようなお店だと、大手出版社の書籍は目立つところに置いてもらえますが、そうでない書籍は目立たない本棚の隅に置かれてしまいます。下手をするとすぐに返本される可能性もあるでしょう。
そうすると、人の目に触れる機会が少なくなってしまい、せっかくの書店流通の意味が半減してしまいます。
その点、B6判以上の大きさの場合は、各ジャンルの本棚で、内容別または著者名順などで並ぶことが多いため、他の書籍と同じように扱ってもらえます。
特にこだわりがある場合や、Amazonのみでの販売でなければ、基本的にはB6判以上のサイズをおすすめします。
>>本のサイズの詳しい説明
本の内容・雰囲気に合うということは大前提です。
特にワード・ペイントなど、イラスト作成用ソフト以外のもので描いた場合に多いですが、安っぽいものはやめましょう。シンプルならシンプルなりにスッキリと纏まったもので作成すると良いです。
タイトルの文字にも気を配りましょう(フォントの種類、大きさ、配置、色など)。
無くても問題はありませんが、できればあった方が無難です。
帯を付けるなら、いわゆる「アオリ文」を載せましょう。「著者」の「力作」「傑作」などの個人的な売り文句よりも、ターゲットとする人が興味を持つように、本の内容を簡潔に紹介した方が効果的です。ターゲットを明確に記載するのも1つの方法です(30代サラリーマン、料理が苦手な人、など)。
また、著者が対外的に売りになるような経歴や受賞歴、職歴を持っていればそれで目を引くのも良いでしょう。
小説・ビジネス書・専門書など、文章量が多い書籍は、大きすぎるポイント数は避けましょう。文字が大きすぎると読みにくくなります。一般的には、9~10.5ptくらいが良いとされています。特に年配向けという事が無い限りは、11pt以上は避けた方が無難です。
また、本文にゴシック体やその他の指定フォントを使う場合は慎重に検討してください(たいていの場合で読みにくくなることが多いです)。
絵本や詩集、実用書など、余白が多かったりイラストや写真を多数組み合わせて作成している書籍は、この限りではありません。ご自身のイメージに合うフォントで作成していただくのが1番です。
お客様ご自身でレイアウトを行う場合、特に写真集や実用書などで写真・イラスト点数が多いものに関しては、余白や写真の配置などが綺麗に揃うようにご注意ください。読む方は、レイアウトが数ミリずれているだけで、意外に違和感があります。
弊社でレイアウトを行う場合は、基本は任せていただければ大丈夫です。余白や改ページなどの修正は、都度ご相談ください。
実用書・人文書などで一般向け書籍の場合は、簡単そうに見えるものが好まれます。
イラストや写真などを使い、文章のみにならずに可愛い・読みやすい・お手軽そうなイメージを出しましょう。
ただし、専門家向けの研究書の場合は、この限りではありません。
自費出版は書きたいものを書く、作りたい本を作る事が大前提ですが、売れ行きのことを考えると対象読者のことはイメージしておいた方が良いでしょう。
対象となる層をイメージして、その人たちの興味を引くような内容を考えていただくと効果があるかと思います。
また、対象読者を想定する場合は、一度、ご自身の本が書店店頭に並んだところを想像してみてください。
どんなジャンルの棚に置いてもらいたいでしょうか。
専門家や趣味人に向けた硬いイメージの専門書、美容・健康などの女性向けの柔らかい内容の実用書、20代サラリーマン向けのビジネス入門書、50代経営者に向けた会社経営にかかわる経済書、江戸時代を舞台にした歴史小説である文芸書、1歳児用の乳児向け絵本など、書店ではそれぞれの対象読者や内容に合わせて、様々なジャンルの書籍が分類されて並んでいます。
お客様が書いた本がどんなジャンルの棚に並べられるかで、その本を目にする人が変わります。
書店員がその本を見たときに、希望するジャンルに置いてもらえるようになっているかどうか、想像してみると対象読者もイメージしやすいかと思います。
本は、ネット通販以外では、まず書店店頭に並ばなければ売り上げは上がりません。発売日に配本された本は、書店の担当の方が店頭に並べたり、返品したりなどの作業を行っています。せっかく配本されても、すぐに返品されてしまったら、売り上げが上がるはずもありません。
特に、タイミングを外してはいけないものが、時事関連本と季節関連本です。
時事関連の本は、旬を逃してしまうと一気に売り上げが減少します。そのため、流行っている時期を過ぎてしまうと、一気に返品され、書店店頭に置いてもらえなくなります。
逆に、流行初めのころや、政治経済関連で時期があっているものに関しては、書店店頭に多めに置いてもらえることもあります。
また、季節が関係するもの(試験対策本、料理・服飾などの実用書、歴史関連本など)に関しては、その時期の数ヶ月前から売れ行きが伸び始めますが、時事関連同様に、その時期か過ぎてしまうと、また来年までほとんど売れなくなるというものも多いです。
そのため、原稿が出来てから「なるべく早く出版」というよりも、「時期をみてタイミングを合わせて出版」した方が良い場合があります。
お客様のご希望の時期に合わせて出版日をある程度調節することもできますので、その際はご相談ください。
発売の時期を合わせたい場合は、なるべく早めのご注文、ご入稿をお願いします。
始めて本を作られる方の場合、書籍完成までお時間がかかる場合も多いです。
余裕をもってご依頼ください。
【スケジュール例】
・入稿から書籍完成まで 2~3ヶ月程度※
・書籍完成から販売開始まで 2~4週間程度
・販売開始から一番売れる期間まで 1~2ヶ月程度
※原稿の状態やオプションの有無、著者校正の期間などによっても変わります。
表紙に可愛いイラストを使い、本来難しそうなイメージがある「憲法」というものをうまく中和しています。また、ちょうど出版が参議院選挙前で、憲法改正論議が騒がれている中だったため、時期的にもタイミングが良く、売上に結び付きました。
多くの女性が興味を持つ美容というジャンルで、幅広い年代(特に40代以上の女性)を対象とした本。
本文もカラー写真を多用し、分かり易い説明を心がけており、ショッピングセンター内など女性客が多い店や、著者の経営する医院がある地元で好評でした。
名古屋市議会の議員の方が書いた、名古屋市長に関する本。
地元ということで、名古屋で良い反応が得られました。著者や題材と関連のある地域だと、売り上げや注文に繋がりやすいことが多いです。
白虎隊の生き残り隊士の日記を元に、その子孫の方が書いた本。
根強いファンが多い「白虎隊」モノ、その生き残り隊士の日記という事で売れました。一般消費者全体ではなく、ファン層・固定層からはかなり反応が良いという一例です。
シリーズ全9作品が発行されています。(『英語読解ガイド』『作品読解ガイド』『英語文法ガイド』『作品英和辞典』『ソロ作品読解ガイド』『英語読解ガイド(増補版)』『英語文法ガイド(増補版)』『作品読解ガイド(増補版)』『ソロ作品読解ガイド(2)』)
ビートルズの楽曲の歌詞の解説本。
それぞれ違った見地から書かれた本ですが、どの種類もコンスタントに売れています。ビートルズという根強いファンが多い題材で、固定客を掴んだという事例です。
より多くの本を販売されたいお客様向けに「書店への訪問営業」と「注文チラシの書店FAX送信」のオプションをご用意しています。
書店へ直接アピールすることができますので、できるだけ多く本を陳列されたいとお考えの方に、おすすめのオプションです。
>>書店訪問営業